最新プライシングニュース vol.51

本日も世界の最新プライシングニュースをお届けしたいと思います。

では早速以下の3本をご紹介します!

1. 1ドルショップ「ダラーツリー」、大半の商品を1.25ドルに値上げへ

 米ディスカウントストア大手「ダラーツリー」はこれまで1ドル(約115円)均一だった商品の大半を、来年1~3月期までに1.25ドルに値上げすると発表しました。

同社は23日の決算発表で、市場の短期的、一時的な状況を受けた値上げではないと説明しています。これまでは価格を1ドルにそろえるために人気商品の販売を中止せざるを得ないケースもあったが、値上げによってこうした商品の販売を再開し、新たな商品や種類の選択肢を広げることができると指摘しています。

また、商品の輸送、流通コストや人件費が高騰するなかで、利益率を上げる助けにもなると発表しています。

ダラーツリーは35年前から1ドル均一のショップを展開し、実際に1ドルの価格を維持する最後の主要チェーンとなっていましたが、近年は投資家からの圧力を受けて1ドル以外の価格設定も模索し、今年9月には一部店舗で1.25~1.50ドルの商品も扱うとの方針を発表しました。

原文記事はこちら

2.エルサルバドル ビットコインを法定通貨にすべきでない(IMF)

国際通貨基金(IMF)は22日、エルサルバドルに対する2021年の4条協議(経済審査)の結果を発表し、「ビットコインを法定通貨として使用すべきでない」との見解を示しました。

IMFは「ビットコイン相場の振れ幅の大きさを踏まえると、法定通貨としての使用により、消費者保護や金融の安定性に大きなリスクが生じ、(国家)財政に偶発債務も発生する」と指摘しています。

その上で「ビットコイン関連法の射程を狭め、新たな決済システムに対する規制と監督を強化するよう推奨する」と述べました。

エルサルバドルのブケレ大統領は2日前、ビットコイン建ての国債を発行して資金を調達し、世界初の「ビットコイン・シティ」を建設する計画を表明したばかり。今後のエルサルバドルの動向が注目されます。

原文記事はこちら

3. 渋谷区の好立地でも1700万円のマンション 破格の理由は大量の謎ルール

東京・京王線の幡ヶ谷駅から徒歩3分の好立地に、古びてはいるが南欧風の造りはオシャレと言えなくもない、そんなマンションがあります。名前は「秀和幡ヶ谷レジデンス」。1974年に建てられた戸数300の分譲マンションです。ただ、異様なのは周りに有刺鉄線が張り巡らされ、複数の監視カメラが来訪者を睨んでいることです。

「あそこは他のマンションと違ってさまざまな制約があるんです。だから、事情を説明すると契約が白紙になることが少なくありません」と、同じ渋谷区内の不動産業者は語ります。例をあげると、外国人や同性愛のカップルは入居不可。音楽関係者もNGだ。土日祝と平日午後5時以降はヘルパーであっても業者の立ち入り禁止。土日の引っ越しも難しい。ウーバーイーツなどの受け取りは1階ロビーでのみ…などなど聞いているだけで窮屈になってきますが、これらの謎ルールはほんの一部です。ネットには、〈渋谷の北朝鮮〉などと書かれることもあります。

こんな変なマンションになった原因と指摘されているのが、管理組合の存在です。ある住民は「組合の理事(6人)が20年以上実権を握り、自分たちに都合の良いルールを住民に押し付けてきた。それを破ったら管理人がすっ飛んできて責め立てるわけです」と話します。

それもあってか、値段も安くなっています。通常、この立地であれば2000-2300万円してもおかしくないのですが、不動産サイトを見ると約40平方メートルで1700万円。

しかし、11月6日に組合の総会が開かれ、前理事会に反発する住民らで構成された「秀和幡ヶ谷レジデンスを救う有志の会」に推された新理事が役員の過半を占めました。新しい理事はルールの緩和を掲げているため、近いうちに本来の値段に戻るかもしれませんね。

原文記事はこちら

本日は以上の3本の記事を紹介させて頂きました。今後もこちらで毎週プライシングやチケットのことに関する記事を発信していきますので、ぜひご覧ください!

関連記事

ページ上部へ戻る