最新プライシングニュース vol.56

本日も世界の最新プライシングニュースをお届けしたいと思います!

では、さっそく以下の3本を紹介します。

1. カナダの天然ガス価格急騰、西部の寒波で

カナダ西部に襲来した寒波の影響で現地の代表的な天然ガス価格が急騰しています。

異常な寒さは少なくとも7日まで続くと予想されており、主要生産地であるアルバータ州には極寒警報が出されました。環境気候変動省によると、体感温度は局地的にマイナス40度を下回る可能性があります。

アルバータのAECO市場では天然ガスのスポット価格がギガジュール当たり5カナダドルを突破し、10月以来の高値を付けました。

アナリストによると、寒波により暖房需要が増えただけでなく、油田やガス田の設備に不具合が生じて生産に悪影響が出ているといいます。

レイモンド・ジェームズのアナリスト、ジェレミー・マックレア氏は「かつてないほど急速に在庫が減少している」と指摘しています。カナダのガス価格が割高になったのは、カナダ西部にできる限りのガス在庫を確保する動きを反映しているとしました。

この寒波は2週間以上続いていますが、環境気候変動省は週末に寒さが和らぎ始めると予想しています。

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2. ビットコイン価格、10万ドルも 米ゴールドマン・サックスが予想

米金融大手ゴールドマン・サックスは6日までに、暗号資産の「ビットコイン」の価格が今後5年以内に1ビットコインあたり10万ドル(約1160万円)を上回る可能性があると見通しを示しました。

世界で最も価値のある暗号資産のビットコインは約4万6000ドルの水準で推移しています。昨年11月には過去最高となる6万9000ドル近くにまで値を上げていました。

ゴールドマン・サックスは今週発表したリポートで、ビットコインの市場シェアは、デジタル資産がより幅広く採用される副産物として、時間が経つにつれて上昇する可能性が高いとの見通しを示しています。

リポートではビットコインは金から市場シェアをだんだんと奪うとしているため、金の価格は1オンスあたり約1800ドルの水準にとどまるといいます。

ビットコインや金、そのほかの代替資産で構成される「価値の保存」と呼ばれる市場では現在、ビットコインの割合が約20%を占めます。「価値の保存」では理論上は長期間にわたって資産の価値が減ることはないと考えられています。

リポートによれば、「価値の保存」市場では、今後5年間でビットコインの割合が50%に増加すれば、ビットコイン価格が10万ドルを上回る水準に達する可能性があるとのことです。

ただし、ビットコインをはじめとする暗号資産の価格はこの1年で激しく変動してきました。暗号資産は現時点では通貨というよりは株式のように価格が上下するものとなっています。

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3. チケット価格は「満足度」次第 珍しい「あと値決め」オーケストラコンサート 

演奏の満足度などに応じ、観客が自分でチケット価格を決められる珍しいオーケストラコンサートが15日、JR住吉駅前の東灘区文化センター(うはらホール、神戸市東灘区住吉東町5)で開かれます。

こちらは神戸大や京都大などの学生オーケストラ経験者らが2018年に結成した「シュタール・フィルハーモニー管弦楽団」の企画です。「クラシック音楽に関心はあるが、どう聴けばいいのか分からない」という人たちに向けて、これまでも楽曲に解説を加えたり、指揮者体験コーナーを設けたりと、敷居を下げる試みを続けています。

今回のチケットの「あと値決め」もその一つです。芸術は人によって感じ方が変わり、満足度に合わせて自由に価格が設定されるべき-との考え方から企画しました。同楽団によると、オーケストラでの採用は珍しいといい、観客は、公演終盤に届くメールから金額と支払い方法を指定する仕組みとなっています。

コンサートのテーマは「交響曲ができるまで」。「フィガロの結婚」序曲や「G線上のアリア」などの演奏とともに、交響曲の成り立ちを説明します。未就学児がいる家族の入場も歓迎するとのことです。

同コンサートは午後2時開演で、2時間程度の講演時間を予定しています。人数は先着250人で、事前申し込み制となっています。申し込みは同楽団のホームページ等から可能となっています。

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本日は以上の3本の記事を紹介させて頂きました。今後はこちらで毎週プライシングに関する記事を発信していきますので、ぜひご覧ください!

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