「現場の判断の早さを支えるツール」Revenue+がもたらした可視化とスピード

はじめに

FC町田ゼルビアは、日本の東京都町田市をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグに加盟するプロサッカークラブです。

今回は、チケット担当者の方に、Revenue+導入前の課題から効果そして今後の展望まで詳しくお伺いしました!

Revenue+とは

スタジアム全体図から1席毎の販売状況を、簡単かつ素早くチェック可能​にしたツールです。

連席・バラ席の残席状況等、販売開始後の状況に応じた価格変更や施策実施への活用や席種より細かいブロック・個席の人気状況を把握して席割変更や席種新設にも活用が可能です。

手作業で確認していた販売状況

Q.Revenue+を導入する前は、どのように販売状況を確認されていましたか?

当時は、チケット販売サイトを開いて、1席ずつ手動で確認をしていました。

「このブロックはまだ空いているかな?」「ここは残り何席だろう?」といった具合に、画面をスクロールしながら目視でチェックしており、確認するだけでもかなりの時間がかかっていました。

最新の情報を常に把握するのが難しく、正確な販売状況を共有するにもタイムラグが生じていたのが実情です。

導入の決め手は業務効率化

Q.Revenue+を導入した理由は何ですか?

一番の理由は、業務の効率化です。

正確な販売状況をリアルタイムで可視化できれば、次の施策を素早く打つことができます。当時は手作業で座席状況を確認していたため、最新の販売状況をつかむまでに時間がかかり、その間に状況が変わってしまうことも多く、どこが売れていて、どこに課題があるのかという情報をリアルタイムに把握したいという思いが強くありました。

また、単に埋まっているかどうかを見るのではなく、販売傾向を全体で把握することが重要でした。どの席種が先に動いているのか、どのブロックの出足が鈍いのかその情報を正確かつタイムリーに掴むことで、「どのような施策を打つべきか」「販促をどこに向けるか」といった判断スピードを上げたかったです。
そのため、まずは早く、正確に状況を掴むためのツールとしてRevenue+が最適でした。

導入後の変化

Q.導入後の変化はありましたか?

導入後は、ブロック単位での動きがすぐ分かるようになりました。
「メインスタンドのこの辺りの動きが鈍いな」や、「勢いがあるな」といった傾向を一目で把握できます。
それを見ながら、販促や施策の優先順位をその場で決められるようになりました。
以前は「どこが売れていないのか」を確認するのにも時間がかかっていましたが、今はRevenue+を開けば、色分けされた販売状況で全体がすぐに確認することができます。
どこに課題があるのか、どのブロックを強化すべきかを一瞬で判断できるようになりました。

さらに、社内で会話を行う際にも今はRevenue+の画面を共有しながら、「ここが今こうなっています」とリアルタイムで話ができるようになり、情報共有のスピードと正確さが格段に上がったと思います。
感覚や印象ではなく、データを根拠に「どんな打ち手が必要か」を決められ、迷う時間が減り、判断のスピードが上がりました。

また、Revenue+では、販売中の席だけでなく、販売対象外の席も確認できます。
シーズンシートとして現在販売している範囲まで含めて可視化できるため、これまで社内で別途確認していた情報も、Revenue+を開くだけですべて把握できるようになりました。

現場が感じるRevenue+の価値

Q.Revenue+の価値は、どんなところにあると感じますか?

Revenue+は、経営層向けのレポートツールではなく、現場が次のアクションを決めるための道具です。
販売状況を視覚的に把握して、判断を早めることができる、これがこのツールの一番の価値だと思います。
たとえば、「このブロックは残り少ない」「このエリアは動きが鈍い」といった傾向を見て、その場で販促や価格調整を決められる。データを見るためのツールではなく、動くためのツールになっています。

今後への期待

Q.今後、Revenue+に期待することはありますか?

複数試合を並べて比較できるようになると便利ですね。「どの試合でどの席が売れやすいか」という傾向を俯瞰できると、より長期的な販売戦略にも活かせます。

最後に
現場が使ってこそ価値があるツール

Revenue+は、やっぱり現場の人間にとって役立つツールだと思います。
経営層のための分析レポートではなく、実際に日々の販売を動かしている担当者が、「次に何をすべきか」を判断するための道具です。

チケット業務を担当している方には、ぜひ一度使ってみてほしいですね。
感覚でやっていた部分がデータで見える化されることで、自信を持って判断できるようになります。
それが最終的に、クラブ全体の力にもつながるはずです。

まとめ

FC町田ゼルビアでは、販売状況をリアルタイムで把握し、よりスピーディで正確な意思決定を行うために「Revenue+」を導入しました。

導入により、席種ごとの販売動向を即時に可視化できるようになり、販売判断や社内共有のスピードが大きく向上。チケット担当だけでなく、営業・広報などクラブ全体でのデータに基づく運用が日常化しました。

Revenue+は、現場の判断力を高める販売基盤として、クラブの収益最大化と業務効率化を支えています。

ダイナミックプラス株式会社は、今後もクラブ経営のデジタル化とファンの観戦体験価値向上に貢献してまいります。

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