12.252020
前回の記事では、レベニューマネジメントとダイナミックプライシングの関係についての記事を執筆致しました。
レベニューマネジメントとダイナミックプライシング
本記事では、弊社(ダイナミックプラス社)が提供している2つのサービス、「レベニューマネジメントツール」と「ダイナミックプライシングシステム」の違いについて解説致します。今回の記事と次回の記事の2回に分けて、説明致します。
結論、レベニューマネジメントツールとダイナミックプライシングシステムの違いは2つあります。1つ目は「重視する予測」、2つ目は「需要予測の活用範囲」です。今回の記事では、1つ目の違い「重視する予測」の違いについて説明致します。さらに、この違いによって生まれるサービスの適用領域の違いについても解説します。
最初にダイナミックプライシングシステムが「重視する予測」について説明します。ダイナミックプライシングシステムは「需要変化の予測」を重視したサービスです。
ダイナミックプライシングは、そもそも「需要と供給の状況に合わせて価格を柔軟に変動させる仕組み」です。価格を変動させるために必要なのが「需要変化の予測」です。弊社ダイナミックプライシングシステムでは、図1のグレー部の予測、消費者の感じる価値からの「需要そのものの予測」も行ってはいますが、より「需要変化の予測」を重視しています。
「需要変化の予測」を重視するダイナミックプライシングシステムに対して、レベニューマネジメントツールは「需要そのものの予測」を重視します。
レベニューマネジメントは、そもそも「収益最大化のために、需要予測を通じて適切な販売管理を行うこと」です。販売管理を行うために必要なのが、販売開始前の「需要そのものの予測」です。よって、レベニューマネジメントツールでは「需要変化の予測」ではなく、その前段階の「需要そのものの予測」を重視し、行っています。
レベニューマネジメントツールでは「需要そのものの予測」を、ダイナミックプライシングシステムでは「需要変化の予測」を重視していました。この違いからレベニューマネジメントツールは、ダイナミックプライシングシステムに比べ導入できる商材(製品・サービス)の範囲が広いです。
ダイナミックプライシステムは、価格の変更が前提となっています。よって、ダイナミックプライシングシステムは販売期間が長く、需要の変化への対応が求められる商材(製品・サービス)が主な対象です。例として、スポーツの試合観戦チケットがあげられます。ある試合日のチケットは、数ヶ月前から購入できるので、販売期間が長いです。また、直近の順位によって需要は大きく変化します。
一方レベニューマネジメントツールでは、価格の変更という前提はありません。よって、どんな商材(製品・サービス)にも対応が可能です。例えば飲食店や小売店でもレベニューマネジメントツールは導入可能です。街の八百屋さんのある日の売り上げ予測も、レベニューマネジメントツールでは対応しています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回の記事では、2つ目の違い「需要予測の活用範囲」の違いについて解説致します。
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