最新プライシングニュース vol.69

本日の最新プライシングニュースをお届けします!

以下3本紹介します。

1.福島県産品の価格 回復傾向も牛肉など全国平均下回る

国が昨年度実施した福島県産の農産物などの流通実態調査で、県産品の価格は全体として回復傾向にあるものの、牛肉やモモなどは依然として全国平均を下回っていることがわかりました。

この調査は、原発事故による県産の農産物や魚介類への風評の現状を把握するため農林水産省が実施していて、東京の卸売市場の取引情報などをもとに25品目の出荷量や価格などを調べています。

昨年度の調査結果がこのほどまとまり、このうち重点品目のコメ、牛肉、モモ、あんぽ柿、ピーマン、ヒラメの6品目の価格をみると、ヒラメが4.4%、ピーマンが2.8%、全国平均を上回りました。この2品目の価格が全国平均を上回るのは原発事故以来初めてです。

一方、牛肉とモモ、それにあんぽ柿については全国平均との価格差は前の年度よりも縮まったものの、依然、1割ほど下回っています。

また、コメは、会津産のコシヒカリは、全国平均とほぼ同じ価格でしたが、中通り産のコシヒカリは全国平均と比べると1914円、率にして14.8%低く、産地によって価格に差が出ています。

こうした状況を受けて、福島県はことし秋ごろに、東京などで県産品を扱う物産展やシンポジウムを行うなど風評の解消に取り組むことにしています。

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2.家計の味方!地域密着型スーパーが驚きの格安価格を実現している理由

1946年創業の「マルス」は、愛知県を拠点に8店舗を展開する地域密着型のスーパーです。2021年10月にはマルス安城アンフォーレ店をオープンし、他では見られない価格で買い物客を虜にしています。 買い物客からも「安くてものがいい」「他のスーパーと比べてとても安い」と絶賛する声が寄せられていました。

マルス安城アンフォーレ店を店長としてとりまとめている杉浦広大さんは、「安城にはあまり安売りスーパーがないので、毎日かなり賑わっていますね」とコメント。

安くできる理由は、肉や魚の種類を絞り大量に仕入れて安く売っているからです。 一般的な店舗のように小分けしてからパック詰めして陳列するのではなく、1kgなど多めに詰めたり、魚の切り身をそのまま売り場に出して買い物客自身に袋詰めしてもらったりと人件費を削り、価格へ反映しています。

また、商品を、商品運搬するときに使う台車にそのままラップを巻いて陳列したり、お客さんが手に取りやすいよう箱の側面に穴をあけた段ボールを陳列したりと、簡単に補充できて陳列棚も節約できるよう徹底した工夫がされていました。

マルス最大の特徴は、各売り場の部門長が仕入れを担当するだけでなく、価格交渉も行っていることです。仕入れ先と直接顔を合わせて信頼関係を構築し、値切っても応えてもらえるため店頭で安く売ることができるのです。

逆に仕入れ先から商品が余っていて助けを求められた時は、快く購入するそうです。「持ちつ持たれつ」の関係こそが生命線でした。

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3.ガソリン価格激変緩和、補助金は1リットル当たり20.7円

経済産業省資源エネルギー庁は4月6日、「コロナ下における燃料油価格激変緩和対策事業」による、4月7日~13日の補助金支給単価を1リットル当たり20.7円と発表しました。元売り事業者、小売事業者は順次、価格に反映させます。

4月6日までは、補助金は制度の上限の25円でした。補助金が支給される緩和措置の期間は4月30日までです。当初、事業の期限は3月31日でしたが、延長されています。

資源エネルギー庁は、仮に補助金がなかった場合に、4月4日時点のレギュラーガソリン価格は1リットル当たり203.8円になっていたと予想しており、29.7円の抑制効果があったとしています。3月31日~4月5日の補助金は25円でした。また今後、補助金がないと、4月11日時点のレギュラーガソリン価格は1リットル当たり192.7円になると予想しています。

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本日は以上の3本の記事を紹介させて頂きました。今後もこちらで毎週プライシングに関する記事を発信していきますので、ぜひご覧ください!

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