1946年創業の「マルス」は、愛知県を拠点に8店舗を展開する地域密着型のスーパーです。2021年10月にはマルス安城アンフォーレ店をオープンし、他では見られない価格で買い物客を虜にしています。 買い物客からも「安くてものがいい」「他のスーパーと比べてとても安い」と絶賛する声が寄せられていました。
マルス安城アンフォーレ店を店長としてとりまとめている杉浦広大さんは、「安城にはあまり安売りスーパーがないので、毎日かなり賑わっていますね」とコメント。
安くできる理由は、肉や魚の種類を絞り大量に仕入れて安く売っているからです。 一般的な店舗のように小分けしてからパック詰めして陳列するのではなく、1kgなど多めに詰めたり、魚の切り身をそのまま売り場に出して買い物客自身に袋詰めしてもらったりと人件費を削り、価格へ反映しています。
また、商品を、商品運搬するときに使う台車にそのままラップを巻いて陳列したり、お客さんが手に取りやすいよう箱の側面に穴をあけた段ボールを陳列したりと、簡単に補充できて陳列棚も節約できるよう徹底した工夫がされていました。
マルス最大の特徴は、各売り場の部門長が仕入れを担当するだけでなく、価格交渉も行っていることです。仕入れ先と直接顔を合わせて信頼関係を構築し、値切っても応えてもらえるため店頭で安く売ることができるのです。
逆に仕入れ先から商品が余っていて助けを求められた時は、快く購入するそうです。「持ちつ持たれつ」の関係こそが生命線でした。
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