日田玖珠広域消防組合消防本部は、業務で長年使用してきた救急車をインターネット公売の「官公庁オークションサイト」に出品しました。前回のはしご車は県内の消防局・本部で初のネット公売として注目され、予定価格の8倍を超える331万円の高値で落札され、話題となりました。今回も、売却で得た代金は同本部の一般財源に繰り入れるそうです。
はしご車は公用を終えたとして、昨年9月に公売に掛けられました。入札には県内外の18者が参加。最終的に大分市内の木材加工業者が落札しました。
トヨタの「ハイエース」をベースにした救急車(排気量2700CC)は2010年式、四輪駆動のオートマチックで、走行距離は12万キロとなっています。
赤色灯やサイレンは稼働しないよう処置を済ませています。一般車両として落札された場合、誤認を避けるため赤色灯部分は塗装して引き渡します。他県ではオークションに出された救急車が医療機関のドクターカーやDMAT(災害派遣医療チーム)車両として活用されるケースもあり、その場合は塗装しないと発表されています。
車内は医療機器や緊急装備などを取り出しただけでほぼ現状のままです。300ワットの家庭用コンセント、医薬品などを入れていた複数の棚、縦向きのベンチシートが設置されています。患者を運ぶストレッチャーも同梱とのことです。
最低落札価格は50万円に設定されました。オークションは2月8日までの参加申し込みが必要で、同22~24日が入札期間となっています。
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