最新プライシングニュース vol.55

本日も世界の最新プライシングニュースのお届けしたいと思います!

では、さっそく以下の3本を紹介したいと思います。

1. 故マラドーナ氏の遺品オークション開催もほとんど売れず大失敗

アルゼンチンの英雄で昨年11月に急逝した元プロサッカー選手・監督のマラドーナ氏の遺品がオークションにかけられましたが、ほとんど売れず予定金額を大幅に下回る大失敗となりました。 

競売はアルゼンチン当局が命じたもので、収益はマラドーナ氏が残した債務や経費の支払いにあてられる予定になっていました。家をはじめ、自動車、ユニホーム、帽子、スニーカー、ネクタイ、家電製品など約90品が出品され、オンライン形式で世界中のファンが入札に参加できるため、予想落札額は最低でも150万ドル(約1億7000万円)と見積もられていましたが、まさかの展開が待っていました。 

ギリシャ紙「ポストン」によると、ブエノスアイレス市内にある700平米のプール付きの邸宅をはじめ、流札が続出。落札合計額はわずか約2万6000ドル(約295万円)に終わったといいます。 

親しい間柄だったフィデル・カストロ氏とのツーショット写真はドバイの富豪に1423ユーロ(約18万円)で落札されましたが、一方で高騰が期待されたイタリア1部ナポリやアルゼンチンのクラブ時代のユニホームはマラドーナ氏が着用したかどうかがはっきりせず、誰も関心を示さなかったとのことです。売却されなかった遺品の処分については裁判所が判断することになっています。 

異例のオークションは、英雄の顔に泥を塗る寂しい結果となりました。 

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2. 「スパイダーマン:ノーウェイホーム」、二番目に高い北米興行収入デビュー

スパイダーマンシリーズの最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、デビューした週の北米興行収入として、2億6000万ドルを売り上げました。 

この数字は当初の見積もり2億5300万ドルを上回り、2019年4月に3億5700万ドルを記録した「アベンジャーズ:エンドゲーム」に次いで2位となっています。 

「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」は、以前は開幕週の興行収入として2億5700万ドルを記録し、初週興行収入のランキング2位の実績を保持していましたが、「スパイダーマン:ノーウェイホーム」により歴代3位となりました。 

国際的に見ると、スパイダーマン:ノーウェイホームは、世界中の別の60カ国から3億4080万ドルを売り上げ、興行収入の合計を6億80万ドルに押し上げています 

スパイダーマン:ノーウェイホームは、アンドリュー・ガーフィールドとトビー・マグワイアと一緒に現職のトム・ホランドを含む3人のスパイダーマンを担当する俳優が出演しており、今年の最も期待されるタイトルの一つとなっていました。 

なお、共同プロデューサーのコロンビア・ピクチャーズとマーベル・スタジオは、続編を現在制作中と報告しています。 

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3. 京都の路線バスに中国製EV、圧倒的低価格で日本市場に殴り込み 

12月22日、京阪バスが、京都市内を走る路線で、中国の電気自動車メーカーBYD(比亜迪)製の4台の電気バスの運行を始めました。これまで長く、「日本車を中国で売る」のが常態でしたが、ついに日本の公共交通機関で中国製の車が採用される時代になっています。 

京阪バスがBYDのバスを購入した理由は単純に「安くて性能がいい」からです。今回の場合、国産の電気バスが約7000万円と高価格なのに対し、BYD製は約1950万円。まるで7割引で買うような感覚です。BYDは今後10年内に、4000台の電気バスを日本で販売する計画だといいます。 

この一件で日本では、「中国政府は不当な補助金を出しておりダンピング輸出だ」という非難の声が上がっています。この非難は一面正しいです。しかし、一気呵成にEV(電気自動車)シフトが進む世界の自動車業界で、日本が置かれている、ガソリン車からEVへのシフトが遅れている状況も、反省してみる必要があるかもしれませんね。 

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本日は以上の3本の記事を紹介させて頂きました。今後はこちらで毎週プライシングに関する記事を発信していきますので、ぜひご覧ください!

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