最新プライシングニュース vol.43

本日も世界の最新プライシングニュースをお届けしたいと思います!

では、さっそく以下の3本を紹介したいと思います.

1. iPhone13が高いのは日本人だけ?

9月24日からiPhone 13が販売開始となり、高価なものは19万円と話題になっていますが、そこにあるのは単純な値上げだけでなく、円安など、日本の経済状況の伸び悩みも背景にあると考えられます。

「iPhone価格が10年で3倍の19万円 日本人平均月収の6割」といった報道が見受けられます。しかし、単なる携帯電話の価格上昇だけではなく、円安による日本の物価の低下や、日本人の所得が伸びていないことも「高い」と感じる要因となっているのです。

かつて、日本は多額の端末割引によって、iPhoneの最新モデルが飛ぶように売れていました。しかし、総務省による割引規制、さらに日本経済の低迷によって、AppleもiPhoneの売り方を変えつつあるのです。現在Appleは日本に対して、最新モデルを客寄せ的に扱い、型落ちや中古品をメインに流通させるというやり方を主流としています。これはAppleが海外で得意としてきた手法です。

このことはつまり、日本が裕福な国ではなくなり、他の海外諸国と同等の扱いになったということを意味しているのです。ある報道では「中国の消費者からはiPhone 13が比較的、安価な価格設定なので好評だ」という記事も見られています。

日本経済の低迷が続くことで、将来的に、海外で使われた最新のiPhoneが買い取られ、中古品となって日本に輸出され、日本人がありがたく海外産の中古iPhoneを使う時代が来るかもしれません。

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2.大英博物館がNFTに参入 北斎作品が500ドルから購入できる可能性も

大英博物館が、新たなブロックチェーンプラットフォーム「LaCollection」と提携し、葛飾北斎作品のデジタル画像のNFTを販売することが分かりました。

今回の販売は9月30日より大英博物館で開催の「Hokusai, The Great Picture Book of Everything」展のオープニングに合わせたもので、「神奈川沖波裏」「凱風快晴」「駿州江尻」などの名作のデジタル画像を含む200点以上のNFTがオンラインで定価販売されるほか、最近再発見された北斎の未発刊作品『万物絵本大全図』の挿絵の素描などもオークションで販売されるそうです。

これらのNFT作品は「ユニーク」(一点物)から、「ウルトラレア」(2エディション)、「リミテッド」(1000エディション)、「コモン」(1万エディション)と、様々なカテゴリーに分かれており、「コモン」の販売価格は約500ドルからスタートするということです。

販売益の割当率は明らかにされていませんが、博物館は「大きく報われている」とされています。また、NFT作品が二次市場で転売された場合、収益の10パーセントが博物館に、3パーセントがLaCollectionに還元されるという仕組みになっているそうです。

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3. 輸入牛肉高騰で“ミートショック” 前年比8割高のお肉も

“ミートショック”と呼ばれる輸入牛肉高騰の影響が、国内小売りや外食などに広がっています。卸売価格は、主力の米国産冷凍バラ肉で前年比8割高となっており、スーパーでの特売回数の減少や、外食チェーンの値上げなどの動きが相次ぐ状況です。高値傾向は今後も続く見込みで、需要期の年末に向け、国産を売り込む余地も出てきています。

農畜産業振興機構は「米国内の小売りや外食からの強い引き合いに加え、中国をはじめとする輸出先の旺盛な牛肉需要が現地価格を押し上げている」とみています。新型コロナウイルス禍での現地食肉工場の稼働率が低下や、コンテナ不足による物流費の上昇、豪州での干ばつ後の影響も続き、価格上昇が続いています。

国産は商機が広がっていますが、受け皿になりきれていない現状です。スーパー関係者は「焼き肉やステーキ用の牛肉は好調だが、和牛は前年より価格が高く、売り上げが伸び悩んでいる」とコメントしています。

価格上昇が継続し、消費者の節約志向が強まる中、牛肉離れを防ぐためにも、好調な通販向けの販促や、年末商戦に向けたスーパーへの提案強化などが求められています。

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本日は以上の3本の記事を紹介させて頂きました。今後もこちらで毎週プライシングやチケットのことに関する記事を発信していきますので、ぜひご覧ください!

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