味の素AGFによると,長引くパンデミックの影響での在宅勤務の増加を受け,2020年のインスタントコーヒー市場は前年度比4%増となり.さらに,20歳から29歳のインスタントコーヒー購入率も前年度比9%増と市場は好調です.
そんなコーヒーですが,コーヒー豆の先物価格は2020年度の初頭と比べて,現在は約1.3倍となっているとのことです.これは世界各地で広がるワクチン接種により,経済の正常化が進み,欧米などでのコーヒー大量消費国で需要が拡大する見込みがあるのに対して,生産地の天候不良や生産調整などにより供給量が追い付いていないということによります.
このおおもととなっているコーヒー豆の価格が上昇することにより,現在好調なインスタントコーヒーの価格の高騰にも,今後つながるのかもしれません.