最新プライシングニュース vol.20

本日も世界の最新プライシングニュースのお届けしたいと思います!

では、さっそく以下の3本を紹介したいと思います。

1. 脱炭素社会へ本格始動

脱炭素社会の実現に向けて、日本政府は革新的な技術開発に取り組む企業を10年間にわたって支援する総額2兆円の基金を設けました。その総額2兆円にもわたる基金について、水素や洋上風力など18の分野ごとに定める開発目標や配分額の検討が始まりました。 

経済産業省の担当者は基金を活用して企業が取り組むべきプロジェクトとして、液化させた水素を海外から運ぶ運搬船のタンクの大型化や、水素を燃料にした火力発電のタービンに必要な燃焼器の開発などを提案しました。 

今回の会合は水素にまつわることを中心に話話し合われましたが、今後は別の手段についても議論が行われるとのことです。

世界各国が目指す脱炭素社会の実現に向けてとうとう日本も動き出しました 

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2. グリーンプレミアムとは??

次は、上記に関連して環境にまつわるとあるプライシングのコンセプトを紹介したいと思います 

ここで紹介するグリーンプレミアムとは、クリーンな技術を選択した場合に発生する追加コストのことです 

現在、クリーンとされているカーボンフリーな解決策は、排出量の多い解決策よりも高価であることが一般的です。これは、化石燃料のような既存のエネルギーオプションの真の経済的・環境的コストを価格に織り込んでいないことが一因です。 

例えば、食肉が例として挙げられます。合いびき肉の平均小売価格は1ポンドあたり3.79ドルですが、植物由来のハンバーガーは1ポンドあたり5.76ドルです。ゼロカーボンバーガーのグリーンプレミアムは、両者のコストの差である1.97ドルです。  

巨大なエネルギー経済を、温室効果ガスを排出する投入物や製品から排出しないものに移行するには、それなりのコストがかかります。しかし、適切な政策を実行し、それに焦点を当てれば、グリーンプレミアムを下げることができます。最終的には、世界のあらゆる場所がクリーンな代替手段を選択できるように、プレミアムを低くする必要がありますが、そのためにはどれだけのコストがかかるかを理解することが重要です。

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3. 上昇し続ける車の値段

自動車販売店の店頭には、新車、中古車を問わず、現在通常の数分の一の車しか置けていません。そのため、現在自動車の価格は過去最高水準に達しています。 

JD Power社によると、第1四半期の新車の平均価格は37,200ドルとなっており、前年同期比で8.4%上昇しました。 

この傾向はオークションの中でも見られています。JD Power社の他のデータによると、オークションで販売される中古車の卸売価格は、今年に入ってから26%上昇しています。同じ期間の小売中古車価格の上昇率は7%と控えめですが、この時期にしてはかなりの上昇であり、卸売価格の上昇はさらに大きな上昇を示唆しています。 

この自動車在庫を圧迫する要因は自動車を製造するコンピューターチップやタイヤや樹脂などの他の自動車部品が不足していることが主な原因であるといわれています。 

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本日は以上の3本の記事を紹介させて頂きました。今後はこちらで毎週プライシングに関する記事を発信していきますので、ぜひご覧ください!

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