最新プライシングニュース vol.12

本日も世界の最新プライシングニュースのお届けしたいと思います!

では、さっそく以下の3本を紹介したいと思います。

1. 日本では1月の電気代の請求書に悲鳴を上げることになるだろう

日本における電力の卸売価格は12月の1kWh当たり約13.6円から急上昇し、1月7日のピーク時には一時104.7円を超えました。

この一時的な価格急騰の直接的な原因としては日本へ襲来した大寒波の影響とされていて、一部地域では暖房利用機会の急増などで電力需要が10年ぶりの高水準に達しました。この卸売価格は1月18日までには通常の価格に既に戻っています。

日本は電力の20%を液化天然ガスに頼っており、この大寒波による急激な電力需要増加が深刻な液化天然ガス不足を招いています。 実はこの液化天然ガスの不足は日本だけでなく、中国や韓国などの東アジア地域全体で見られる傾向です。液化天然ガスに対する需要は大気汚染の緩和やCO2の排出量削減という観点からアジア全体で拡大しています。 

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2. ニュースのお値段はおいくら?

オーストラリア政府はアルファベットのグーグルとファイスブックに対して、出版社や放送局へニュースコンテンツの対価を支払うよう求める法案を導入する予定だと発表しました。 

グーグルからは「この世界に波紋を呼ぶような法案が可決されると、オーストラリアのインターネットから検索機能を引き上げざるを得ないとするほどコスト的な不利を生じる」という声も上がっており、この法案がアメリカの2大Tech企業に与える影響は甚大なものといえます 

デジタルメディアが自国のジャーナリズム産業に与える打撃に関しての調査はオーストラリアだけでなく、世界各国で見られておりそうした国々は今後のこのニュースの行方に注目していくことになるでしょう。 

(追記:2月23日現在で、オーストラリア政府と当該2企業との協議の結果、法案の修正を行うことで合意したことがわかっています。) 

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3. 空っぽの映画館の有効な活用法?

新型コロナウイルスの流行を受け、多くの映画館が閉館に追いやられたり、上映本数を激減させて運営させていかなければならない状況が続いています。このような中で、韓国の最大映画会社CGVはこうして空きが出ている映画館の活用法としてある画期的なアイデアを試しているといいます。

 それは、映画館をゲーマーに向けて開放することでした。なんと少人数でその映画館の1部屋を貸し切ることができ、映画館のとても大きなスクリーンと、高品質な音声のもとゲームをプレイすることができるのです。気になるお値段ですが、18:00までの利用なら2時間で90ドル(約9,450円)で4人まで使用することができ、それ以降の時間では135ドル(約14,175円)とのことです。 

多くの人にとっては少し高いようにも感じられますが、ゲーマーたちはこの状況でしか体験できない事と認識していて、既に多くの映画館では予約で一杯になっているとのことです。ここで注意しなくてはならないことは、映画館が提供するのはスクリーンや音響設備といった備品と使用料金とは他に費用が発生する食品のみでゲームに必要なコンソールやコントローラーは持参する必要があることです。 

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本日は以上の3本の記事を紹介させて頂きました。今後はこちらで毎週プライシングに関する記事を発信していきますので、ぜひご覧ください!

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