海外を中心に鉄道分野へのダイナミックプライシングの導入も広がっています。
普段電車が混む時間帯での利用料金が高くなることで、より利用料金が安い普段の空いている時間帯に利用者が一部流れることで、利用者数の平準化が見込まれます。
このコロナ禍における利用者数の平準化というのは密の回避という観点からより求められています。
実際に、ロンドンの地下鉄では平日の6:30-9:30, 16:00-19:00の通勤・帰宅ラッシュ時間を「ピーク時間」と定義し、それ以外のオフピークの時間帯においてはピーク時間の運賃の約5割から6割の運賃で乗車できるといったダイナミックプライシングを導入しています。
日本のJRでも、値段を変更する代わりにピーク時を避けてポイントを還元するなど将来的なダイナミックプライシングの本格的な導入を見据えて進んでいます。