最新プライシングニュース Vol.4

国内外の最新プライシングニュースを毎週配信!!

最近は気温変化が激しく、体温調整が難しい日々かと思います。皆様元気にお過ごしでしょうか?

『最新プライシングニュース』では、世界各国で毎日アップデートされるプライシングニュースを、忙しいビジネスマンの方々・価格に興味をお持ちの方々へ簡潔にわかりやすく発信していきます

こちらで発信する弊社のプライシングニュースが、読者の皆様にとって価格という一つの概念を考えるきっかけになれば本望であります。

それでは今週の記事3本を紹介していきます!!

①『スポーツチケットはコロナによる影響で転売市場価格が30%下落』

(こちら2020年3月の記事になります)

米チケット取引マーケットプレイスのTicketIQは、コロナウイルスの感染拡大によってスポーツチケット価格が軒並み下降していると発表した。特に、大学バスケやプロゴルフトーナメントでは価格の下落が著しいという。

アメリカではコロナによってチケットキャンセルが相次いでいる。NHL(米プロホッケーリーグ)やNBA(米プロバスケットリーグ)では1月と比較し、ここ2ヶ月でチケット価格が平均4.3%下落した。特に高額なチケット価格で知られるロサンゼルス・クリッパーズとブルックリン・ネッツでは、30%もの価格下落を記録した。こうしたチケット価格の大幅な下落は、コロナの影響がより深刻な地域であるロサンゼルスやニューヨークで多く見られる。

ある関係者はこうした通常より安価なチケットは消費者にとって好機だと指摘する。コロナによって無償キャンセルが可能なチケットが増加しており、普段は手の届かないチケットも低リスクで購入できる機会があるとコメント。スポーツリーグだけではなく、ブロードウェイなど演劇でも同様の傾向が見られている。

②『ユナイテッド航空に続いて、デルタ航空とアメリカン航空はチケット変更料の廃止を決定』

8月31日月曜にデルタ航空とアメリカン航空は、従来は国内線チケット変更で必要だった追加料金を今後一切廃止すると発表した。変更料金の無償化を通じ、各社はフライト需要を呼び戻す狙いだ。このような動きの背景には航空会社の厳しい経営状況がある。アメリカの4大航空会社はここ4ヶ月で合計1.1兆円もの資金を失い、フライト需要も昨年比で70%も落ち込んだ。

以前から追加料金の廃止に対しては、消費者からの強い要望があった。航空業界では直近10年間で手荷物等へ様々な追加料金制度を導入し、消費者からの強い反発を受けていた。ユナイテッドが先んじて消費者の反発を受け入れ、他2社も呼応した形となった。ただ追加料金は各社の重要な収入源となっており、ユナイテッド航空は昨年追加料金単体で660億円も稼いだ。こうした料金体型の変更が各社の経営状況へ追い風となるか逆風となるかに注目が集まる。

③『コロナ期のホテル業界において収益最大化を行う価格原則とは?』

今年4月にはコロナがこれほどホテル業界に大打撃を与えると誰が想像出来ただろうか?今やコロナの広まった世界で適切に経営の舵取りをする必要にホテル事業者は迫られている。その上で大事になるのが価格戦略である。特に3つの大事な方針をここで示そう。

1)憶測作りばかりしないこと

(ホテル専門家である)私は最近多くの関係者からコロナからの回復シナリオに関するウェビナー依頼を受ける。しかしながら、このような前例のない流動的な状況において”最もらしい推測”を立てることは意味を為さない。たとえ過去20年のデータを集めて分析を行っても、9.11同時多発テロや2008年世界金融危機は今回の事例と共通項はゼロに等しい。コロナがどのように収束するかという専門家にさえ分からない質問を考えるよりは、どのように経営体制や財務体質の引き締めを図るかを考える方がよっぽど有効な時間の使い方と言える。

2)ダイナミックプライシングか死か

今まで使用されてきた繁閑期ごとのレートはもはや使い物にならない。これからは全く新しいパラダイムに突入しつつあるため、一から価格設定を練り直すことが重要となる。こうした時期だからこそダイナミックプライシングに切り替える好機と言えるだろう。適切な価格設定には、事業存続に必要な手元資金・競合価格・需給バランス・外部要因などをリアルタイムで分析することが求められる。ダイナミックプライシングがそうした分析を反映される最適なツールとなるだろう。

3)直感に惑わされない収益の追求

ホテル業界には2つの廃れた考えがある。その1つが「価格の引き下げは”質の低い宿泊客”を呼び込む」というものだ。本当にそうなのだろうか?例えば数ヶ月前の年末年始に宿泊客であった客層を例に考えてみよう。彼らは恐らくコロナ によって財布の紐が厳しくなっている。そこで彼らに以前よりも多少低い価格を提供したとしても宿泊客の質の低下は起きないはずだ。直感的に価格低下は客層の悪化を招くと思いがちだが、これは今や誤りと言えるだろう。2つ目に「ホテルレートを下げると平均客室単価を元に戻すのに数年かかる」という言説がある。これも誤りだ。ダイナミックプライシングを導入すれば、顧客の需要回復に呼応して価格帯がすぐ適切な水準に戻る。よってこのような懸念は無用となる。

これらの原則を守りながら、現在行われるべきことは最低限の収益確保だと私は信じている。その際に過去のデータや他の事業者を拠り所にすると、誤った結論を招きかねないということを留意しておきたい。

本日は以上3本の記事を紹介させて頂きました。特に、最後のホテル業界に関する記事は厳しい境遇にどう現実的に対処していくかを明快に述べていたと思います!

『最新プライシングニュース』では国内外のプライシングニュースを発信していきますので、是非チェックしてみて下さい!

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