本日も世界の最新プライシングニュースのお届けしたいと思います!
では、さっそく以下の3本を紹介したいと思います。
YouTuberと科学者の熾烈なバトル?
今週はプライシングというよりは、お金が絡んだちょっと変わったニュースからお伝えします。
それは、風よりも速く移動できるかどうかをめぐってYouTuberと物理学者が1万ドルの賭けを行っているというニュースです。
賭けに参加しているのは、YouTubeの人気科学チャンネル「Veritasium」の制作者であるデレック・ミュラーさんです。もう一方は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の物理学教授であり、日本のカブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli Institute for the Physics and Mathematics of the Universe)の客員上級研究員でもあるアレクサンダー・クーゼンコさんです。
この賭けは、ミュラーが最近公開したビデオ「Risking My Life To Settle A Physics Debate(物理学上の論争を解決するために私の命を危険にさらす)」で、実験用の陸上ヨット「ブラックバード」を走らせたことに端を発しています。
この陸上ヨットは「風以外の加速源を使わずに、風そのものよりも速く風下に向かって進むことができる」と売り出されていて、大きな論争を呼んでいます。この主張は、クーゼンコを含む多くの科学者にとってはとても不可解に感じられ、科学者たちは「風力発電の船は、風向きに対して斜めに向いている場合は風速を超えることができるが、風下の力に対して船が正確に平行になっている場合は不可能」だと主張しています。
ミュラーはこの科学者たちの主張に対して反対の意を表明していて、「もし私の主張が正しければ、多くの物理学者が間違っていたことになり、教科書に載っているような基本的なことに大きな影響を与えるという意味で、地球を揺るがす問題だと思います。」とミュラーは言います。
この賭けの結果はまだ明らかにはなっていませんが、賭けの結果がどうであれ、子供たちにとって貴重な学びの場になるという点で、二人の意見は一致していて、双方ともこれをきっかけに科学に興味を持つ子供たちが増えることを望んでいるということです。
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アメリカでは中古車がインフレを牽引
5月の米国の消費者物価指数(CPI)は2008年以来最大の上昇を記録しました。この結果は、長期的なインフレの到来を懸念する人々の神経を逆なでするものとなりました。
しかし、まだインフレを心配するほどではない理由もいくつかあります。大きな理由は、5月の全体的な価格上昇の大部分は、約50年ぶりに前年同月比で最大の上昇率を記録した中古車価格に起因しているとのことです。また,4月の数値は、供給や輸送上の問題から生産が停滞したことにより、あまり良い結果ではなかった、という事情もあります。
今後もアメリカの消費者物価指数から目が離せません。
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コロナ禍でさらに裕福になる富裕層
新型コロナウイルスのパンデミックによる影響が及ぶ中、米国や中国、ブラジル、インドなどでは、上位1%の最富裕層の持つ富が全体に占める割合は大きく拡大したことが、明らかになりました。新型コロナの経済への影響を抑制する取り組みが寄与したといいます。
チューリッヒに本社を置き、グローバルに大規模な事業展開をする欧州系投資銀行の1つであるクレディ・スイスが22日公表したグローバル・ウェルス・レポートによれば、ブラジルでは昨年に最富裕層の富が占める割合が2.7%拡大し、国全体の富のほぼ半分を占めたといいます。これは、クレディ・スイスが今回のレポートで取り上げた国の中で最大の割合となっています。
これは同時に世界全体における富裕層の資産急増とともに、格差の拡大も浮き彫りにしています。
このレポートは「最富裕層は全体的な経済活動水準の低下の影響を相対的に受けにくい。さらに重要なのは、最富裕層は利下げによる株価と住宅価格への効果で恩恵を受けたということだ」と説明しています。
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本日は以上の3本の記事を紹介させて頂きました。今後はこちらで毎週プライシングやチケットのことに関する記事を発信していきますので、ぜひご覧ください!
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