最新プライシングニュース Vol.1

国内外の最新プライシングニュースを毎週配信!!

都内ではコロナウイルスの感染拡大が続いておりますが、ビデオ会議などを用いた新たな生活に皆様慣れてきた頃でしょうか?コロナによって数多くの企業が、急激な変化を経験しているかと思います。

その変化の一つが価格です。コロナ発生以降、世界各国で価格に関するニュースが毎日アップデートされています。

そんな話題のプライシングニュースを、忙しいビジネスマンの方々へ簡潔にわかりやすく発信していきます

なぜ最新プライシングニュースをお届けするのか?

近日は嬉しいことに多くの興行主の方々から声をかけて頂く機会が増え、企業経営における価格戦略の重要性が日々高まっているのを肌身に感じております。価格という万国共通の概念は、国内外の事例やニュース・分析が参考になるケースが多いです。

弊社がこちらで発信するプライシングニュースが、価格という一つの概念を考えるきっかけになれたら本望であります。

それでは早速、今週の記事3本を紹介していきます!!

①『NFL無観客試合の損失が70億ドルになると推計』

原題:”7bn ticketing income lost NFL season shutout”

もしNFL(アメリカのプロアメリカンフットボールリーグ)のファンが今季の全試合の観戦が出来ない場合のチケット収益損失が、70億ドル(7400億円)になると発表された。コロナウイルスの感染拡大が続くアメリカでは全試合無観客試合というシナリオが現実味を帯びてきたが、複数のチームはシーズン後半に観客を呼び戻す希望を捨てていない。9月10日にシーズンが開幕するNFLの各チームがどのような対応を見せるか、注目が集まる。

②『EUのAirbnb取り締まり 〜価格表示方法の変更を命ずる〜』

原題:”Airbnb European Union crackdown, Airbnb to show full prices upfront”

民泊最大手Airbnbが、検索結果を表示するページに正規価格を表示するよう欧州委員会(European Commission)から取り締まりを受けた。従来は宿泊料金のみが検索結果の料金として表示されていたが、今後は宿泊料・清掃費・消費税・サービス料金の全てを含めた価格表示が義務付けられる。こうした価格の透明化のみならず、ホスト(貸し手)が個人なのかあるいは業者なのかも今後は表示義務が課される。

こうした介入の背景には、欧州連合(通称EU)が押し進める欧州消費者法がある。欧州全体に関わる消費者問題の一元的な解決を目指す欧州消費者法は、今回のAirbnbが続けてきた価格表示問題などを解消するために制定された。欧州全体でプレゼンスを高めつつあるAirbnbが今回はその標的となった格好である。今回の規制強化により、消費者法を浸透を試みる欧州連合の姿勢が改めて明らかになった。

③「価格戦略の再建」 

原題: ”Restoring your pricing strategy” 

(1) キャンセル数

コロナウイルス感染拡大に伴い、民泊(Vacation Control)業界での予約キャンセルが相次いでいる。コロナ蔓延が始まった春先の旅行キャンセルのみならず、回復が見込まれない今夏から秋にかけてのキャンセル数も高い水準にある。

(2) チェックイン日ごとのキャンセル数

キャンセル数の推移だけでなく、チェックイン日ごとのキャンセル数からも多くのことが読み取れる。キャンセルされた予約の中には、旅行の30日前から60日前のものが多い。このようなチェックイン日の何日前にキャンセルされたというデータから、旅行者がどれほど将来に楽観的あるいは悲観的かが読み取れる。

 

(3) 予約ペース

予約ペースというのも一つ有効な指標だ。予約ペースとは、新たな予約が旅行の何日前に行われたかである。もし旅行者が1ヶ月や数ヶ月先の予約までするようになれば、旅行者に楽観的な見方が戻っているということの象徴になる。

上記のようにコロナによる変化に加え、滞在日数もコロナ前から大きく変化しつつある。(この変化は都市の中心部で顕著である。)アメリカと欧州のデータを見ると、明らかに長期滞在が増加している。一方、1ヶ月以上の滞在に割安なディスカウントを多くのホストが適用しているため、平均客室単価(Average Daily Rate)は下落傾向だ。コロナの影響が長引けば、民泊業界のトレンドがより長期滞在へとシフトしていくのは避けられないだろう。

最後に、我々は旅行業界、特に民泊市場が元に戻るシナリオを確信している。コロナ拡大が引き起こした屋内退避指示が解除された暁には、急速な回復が見込まれる。その際、重要なシグナルとなるのは(1)キャンセル数の減少(2)予約ペースの上昇(3)予約日から旅行日までの日数の長期化である。こうした需要と供給の変動が激しい市況では、価格戦略が鍵となる。とりわけダイナミックプライシングは民泊市場で威力を発揮する。そのためにもマーケット全体のデータや各リスティングに関するデータの活用が必須となる。

本日は3本の記事を紹介させて頂きました。特に最後の記事は旅行業界の動向に関する興味深い考察でしたので詳細に解説致しました。

今後は毎週こちらで国内外のプライシングニュースを発信していきますので、是非チェックしてみて下さい!

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